北タイのきのこ



ヘットトゥアルアン  ( เห็ดถั่วเหลือง )

英名 : Shaggy Mane Mashroom



 「ヘットトゥアルアン」というのは、「大豆キノコ」という意味です。

 「大豆」は、灌漑用水の便の良くない田の乾期作の作物として、かなり広い面積にわたって作付けされています。

 「ソンカーン(タイの新年・4月)明けから5月初旬にかけて収穫されるのですが、この「大豆」の「脱穀」殻を使って、このキノコが培養されることから、「ダイズタケ」と呼ばれているわけです。

 特別に「栽培」などということをしなくても、「大豆殻」を野積しておけば、雨期初めにかけ、雨にあたったほどよい培地ができ、このキノコが自然発生してくるようです。




日本(埼玉)の「ササクレヒトヨタケ」
       (撮影者:高橋 博さん)

 チェンライの「ササクレヒトヨタケ(ヘットトゥアルアン)」は、収穫後とはいえ、随分、姿かたちが違い、環境の違いだけとはとても思われません。
 同属(Coprinus)であっても、タイの「ササクレヒトヨタケ(ヘットトゥアルアン)」は、ちがう種のキノコのようである。

 高橋さんのページはこちら です。

 関東地方周辺の美しいキノコの写真がたくさん掲載されています。