北タイのきのこ

ヘットフー (キクラゲ)  ( เห็ดหู )

英名 : Jew’s Ear Mashroom

hethuu01.jpg


 日本でも、「キクラゲ」 を 「ミミタケ」 と呼んでいるところがあるそうですが、「ヘット・フー」 というのは 「ミミ・キノコ」 という意味です。

 枯れた木や枝に発生するキノコで、天然ものに出会うことは、たまにしかありません。
市場で買ってくることが多いのですが、市場で売っているものにも、天然もの、人工栽培のもの、両方があるようです。たくさん並べて売っている場合は、人工栽培のようです。

 味や風味を味わうキノコではなく、食感を楽しむキノコのようです。hethuu02


 天然ものの場合、表面が白みがかって、細かい毛が一面についているような 「アラゲキクラゲ 」の一種(左の写真)が、厚みがあって、硬くなく美味しいようです。

 「きくらげ」というのは、名前のとおり、「クラゲ」 のようなプリプリした食味が普通なのでしょうが、厚みがあって、煮るとトロッと、とろけるようなものが最高です。

わが家では、「パク・ラ(パク・シャオム)」 と一緒に 「ケーン」 にしたものがよくでます。


hethuu03

「乾燥キクラゲ(左の写真)」 も売られていますが、やはり、新鮮なものの方が美味しいようです。

 乾燥したものは、結婚式など、大勢の客をもてなすときに、「ヤム(タイ風サラダ)」の材料として使われることが多く、普段の家庭料理で使われることはないようです。