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北タイのきのこ

キヌガサタケ

Dictyophora indusiata

kinugasa01.jpg



 「キヌガサタケ」は、このあたりでも珍しい、大変優美な姿をした「森の妖精」のようなキノコです。

 日本では「コムソウタケ」とも呼ばれているそうですが、絶滅危惧種に指定されていて大変珍しいキノコだそうです。
 西欧では、「キノコの女王(Queen of Fungi)」と呼ばれているそうですが、ヨーロッパにはないものだそうです。

 中国では、高級食材として利用されていて、人工栽培もされているようです。北タイでは食用としないばかりか、「幽霊キノコ」扱いされ、気味悪がられているようです。
 「食べられるキノコ」であると説明しても、有毒かもしれないとまったく相手にされません。

 養魚池の「小さな竹の橋」のたもとに変なキノコが出ているのに気がついたのですが、1時間ほどして、またその場所に行って見ると、写真のように、「レースのスカート」が開いておりました。
 さらに、2時間くらい後に、現場に行って見ると、もうスカートは、萎れかかっておりました。

 50cmほど離れた近くに、もう1個白い卵のように出かかっていたものも、多分、「キヌガサタケ」にちがいないと思ったのですが、子供が、「なにこれ!?」とつまんで捨ててしまいました。


 (追記) 翌日、捨てた場所に、見事にレースのスカートを広げて、ころがっていました。ここまで成長すると「根」は、ただ地面から立ち上がるためだけで、栄養分など吸収することはないようです。

 (追記2) タイでは「薬用キノコ」として知られているようですが、人によっては、有毒であるという人もいるようです。



「翌日にはもうこんな姿」        「根無しでもこんなに元気」           「柄の中の様子」


メサイの市場で売られていた「キヌガサタケ(竹笙)」


 『世界大百科事典(平凡社刊、1975)』には、「きぬがさたけ」について以下のように記載されています。

 「きぬがさたけ」 Dictyophora indusiata
 ヨーロッパを除くほとんど全世界に分布する「スッポンタケ科」のキノコ。全菌類中一番高等であり、また一番美しいものとされている。まれに春夏のころタケ林などで見出される。
 初めは、径3,5〜4cmの袋の中に納まっているが、伸びると、かさ、マント、柄、つぼの4部分に分かれ、全体はロウ細工のようである。柄はつぼから直出し、高さ10〜20cm。純白食、中空で、多数の多角形の小室からなる。かさは鐘状で表面に大形の網目があり、甘い香りのオリーブ色粘液でおおわれている。本菌の著しい特徴はマントであって、かさの内側、柄の上端に近いところから出てマント状に広がり、下縁はほとんど地に接する。レース細工のような美しい多角形の網目がある。
 植物世界中一番成長の早いのは、このマントの伸びる速さであるといわれている。
   (中略)
 中国では、チューション(竹笙)またはチュウーソン(竹★)といい、粘液やつぼを除いて乾かしたものを高価な食品として珍重し、スープに入れる。(★はクサカンムリに孫、執筆:小林義雄)