北タイのきのこ


ヘットディン  ( เห็ดดิน )

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上の写真の紫色のキノコは、地元では、「ヘット・ナーモイ」 と呼んでいます。



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 乾期末の5月ころから、10月ころまで、雨上がりの朝など、「きのこ山」に「きのこ採り」に出かけます。

 どこにでもたくさん出るというわけではなく、わが家の近くでは、この山に限られています。 あまり高くない落葉広葉樹がまばらに生えていて、南面した低い丘で「冬」でも日陰にならないような地形のところです。
また、雨期に長雨が続いたとしても、水はけのいいなだらかな傾斜地になっています。

 ここでは、さまざまな種類の「きのこ」が採れるのですが、ごく一部を除いては、すべて通称「ヘットディン(土きのこ)」と呼んでいて、ごちゃ混ぜにして「ケーン・ヘット」にして食べます。「きのこ鍋」といった感じの料理です。

 時には、苦い味の「きのこ」なども混じっていて、”大丈夫かいな”と心配になることもあります。 たまには、「キノコ中毒」で、病院へなどということもあるようですが、命にかかわるようなことはないようです。

 真っ赤で、毒々しい色をしたベニタケ科の「ヤブレベニタケ」の一種など、日本では、普通は食用にしない「きのこ」が多いようです。
 市場や山あいの道路端などでも、売られていますが、さすがに、「雑きのこ」扱いされるだけに、値段の方は割安です。




各種の 「山キノコ」


hettarn

ヘット・ターン (炭キノコ)


hetphun

ヘット・プン (蜂蜜キノコ)


hetkoo

ヘット・コー


hetnaakao

ヘット・カーオ (白キノコ)


hetdaen

ヘット・デーン (赤キノコ)


hetnaamum

ヘット・ナームム (角バリキノコ)


hetnaaua

ヘット・ナーウア (牛ズラキノコ)


hethaat

ヘット・ハート (渚キノコ)