北タイの野菜
パッカナー (
คะ้น้า、ผ้กคะ้น้า
) Brassica oleracea L. var. alboglabra LH Bailey ( アブラナ科 : Cruciferaceae ) |
(タイ) カナー ( คะ้น้า ) (日本) カンラン、 ケール . (英語) Kale . (中国) 芥藍 . |
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![]() 「キャベツ」や「ブロッコリー」に非常に近い種類の野菜で、地中海東岸地方から中東を経て中国大陸に入ったものらしい。 中国では「芥藍(カイラン)」とよばれているもので、華僑移民がもちこんだものようである。 今では、タイ国内でもっとも普及している「葉もの野菜」で、北から南まで、全国津々浦々で栽培されていて、タイ料理には欠かせない野菜のひとつである。 「播種」から1ヶ月半ほどで収穫でき、 「トウ立ち」の早い野菜で、主として肥大した茎の部分を、各種料理に使用する。 |
「パッカナー」は、北からやって来た野菜で、一番美味しい季節は、11月から2月ころのようである。 (ついでながら、この時期、タイの「ブロッコリー」も大変美味しい季節である) 料理方法としては、なんといっても、「クイティオウ・ラートナー(きしめんのタイ風焼きそば)」にはなくてはならない野菜である。 そのほか、「チャーハン」や、各種の「炒め物」には、必ずといっていいほど「パッカナー」が入っている。 また、「ミヤン・パトゥー」や「ムー・マナーウ」などといったサラダ風のタイ料理の「つけあわせ」として、茎の部分が生食もされる。 「ブロッコリー」と同じように、茎をさっと茹でて、マヨネーズをつけて食べるのも美味かもしれない。(まだ試してはいない。) そんな大衆野菜ではあるが、個人的には、あまり好きな野菜ではない。 本当のところは、「パッカナー」には罪はないのだが、タイの「チャーハン」というのは、これが入っているためもあってか、「ベチャベチャ」チャーハンで、折角の「インディカ米」が泣いている。 電気釜の普及も、タイのチャーハンをまずくしている要因かもしれないが、「パサパサ系」の「タイ米」で作った「中華風炒飯」や「ドライ・カレー」は絶品であるだけに、もったいないことである。 ( 蛇足 ) 「キャベツ類」の野菜は、「イモ虫」や「カタツムリ」などの食害を、非常に受けやすい作物である。 都会の消費者には、見栄えのいい野菜に人気があるのは、タイも同じで、多くの農薬が使われるようになった。中には、残留期間の長い薬品もあるようで、調理前に水洗いする程度では、危ないものもあるようである。 産地の田舎では、虫食い跡のあるものの方が、むしろ喜ばれる。「虫が食べるんだから、大丈夫!」ということらしい。 「キャベツ」など、葉もの野菜は、虫の糞や食い跡のあるものを選ぶのが、長生きの秘訣かもしれない。 【 栄養素等 】 ・ 「ビタミンC」、「ベータ・カロチン」、「カルシュウム」 を豊富に含んでいる。 しかも、体内で吸収されやすい状態のものである。 ・ 「目の健康」、「皮膚の健康」、「骨の健康」などのほか、 「感染症」に対する抵抗力を増強する効果がある。 ・ また、「食物繊維」にもめぐまれている健康野菜である。 |
カロリー | 蛋白質 | 炭水化物 | 食物繊維 | カルシウム | リン | ミネラル | Bカロチン | ビタミンA | ビタミンC |
31 Kcal | 2.7 g | 3.8 g | 1.6 g | 245 mg | 80 mg | 1.2 mg | 2512 μg | 419 IU | 147 mg |