北タイの野菜
チャカーン
/ サカーン ( จักค้าน、สะค้าน
) Piper sp. ( コショウ科 : Piperaceae ) |
(タイ) チャカーン ( จักค้าน ) (日本) 不詳 . |
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![]() 左の写真は、「ケーン・ヘット」のセットを、小所帯用に売っているものです。 「チャカーン」は、「胡椒」の仲間の植物ですが、その幹も煮ることによって軟らかくなり、香りも増し、単なる香辛料としてだけではなく、他の食材のように食べてしまうのが普通のようです。 |
「チャカーン」の木というのは、「蔓性」のかなり大きくなる木のようですが、まだお目にかかったことがありません。ミャンマー領内の山野に、多く自生している木らしいです。 この「チャッカーン」には、「赤チャカーン」、「ドゥク・チャカーン」、「肉チャカーン」の3種類があるそうですが、「肉チャカーン」は、他の2種と比較して、いくらか軟らかく、もっぱら料理用に供されているようです。 「チャカーン」は、北タイで利用される食材で、「辛味・香り」付けになり、さまざまな「ケーン」に使われるようです。 「ケーン・ケー(ドーク・ケーのケーン)」、「ケーン・パッカート・ドーン(酸っぱい漬物のケーン)」、「トム・プラー(魚鍋)」、「ケーン・オーム(ナマズのカレー)」、「ケーン・カヌン(カヌンのケーン)」などに使われ、かつては、「たけのこ」の「灰汁抜き」用にも使われていたそうです。 また、若葉は、「ラープ」とともに食されることもあるようです。 ( 余談 ) この「薪」が、食材であることがわかり、思い出したことがあります。 第2次大戦後の戦犯裁判で、ビルマ戦線の「泰緬鉄道」関連で裁かれた将官たちのことです。 捕虜の食事に、「木の根・草の根」を与えていたというのが、裁判官の心象をかなり悪くしたとのことです。カンチャナブリのクウェー川鉄橋のたもとにある「記念館」にも、それらしい拙い絵が貼られていたの見た記憶があります。 実は、この「根」、「ごぼう」だったのですね。「ごぼう」は、今では、チェンマイ県の奥のほうで、「リス族」が栽培しているそうです。わが家のタイ人たちも、「金平ごぼう」は大好物で、わずかですが、絶やさないようにしております。 比較するのも、どうかとは思いますが、この「チャカーン」の「幹」よりは「ごぼう」の方が、食用に向いているように思えてなりません。 【 薬効 】 ・ 「消化促進」、「消化不良の解消」 などによって、体力回復に効果あり。 ・ 「腸内ガスの除去」、「腹痛」 など、消化器系の不健康状態を解消。 ・ 「蔓状の幹」のほか、「葉」、「花」、「果」、「根」など、この植物のすべてが、 「 タイ方薬」として利用されているようです。 |