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北タイの野菜
サダオ ( สะเดา ) | ||||||||||||
学名 Azadirachta indica A.Juss.var. siamensis Valeton ( センダン科 : Meliaceae ) |
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東北タイや南タイでは、「カダオ(กะเดา)」または単に「ダオ(เดา)」と呼んでいる。 「栴檀(センダン)」の近縁の植物で、樹高10m余りになる中高木。樹形や花のつき方など、「栴檀」に良く似ている。 「野菜」としては、若葉のついた花序が利用されるが、旬は、11月から12月の「寒期」。 「サダオ」は、野山に自然状態でも見られるが、多くは植栽した木から採取して利用される。特に肥培等の特別の管理がされるわけではなく、粗放状態のままである。 |
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「サダオ」、北タイでは「サレーム」または、「サリアム」と呼んでいる。 生食または茹でるかあぶったものを、「ナムプリック」や「ラープ」などのつけあわせとして利用される。 強烈な「苦さ」のために、子供など口にしない者もいるが、最近は、やや苦味の少ない「甘いサリアム」というものも出回っているようである。 一般的には、植物の「苦さ」というのは、「有毒性」を言い換えたようなものだが、その「苦味」にさまざまな薬効があるらしく、好んで食されるものも多い。 この「サダオ」には、殺虫剤として利用できるほどの「アザディラクチン(Azadirachtin)」に由来する成分があって、葉も幹も根も種子も、さらに野菜として利用される花序や若芽もすべて、強烈に苦い。「センブリ」に匹敵する横綱級の「苦さ」である。 「サダオの花序」は、乾燥すると蕾が落ちやすく、硬い枝の一部をつけたまま売られているが、さらに日持ちを良くするために、熱湯をくぐらせる程度に軽く茹でたあと、変質を防ぐために、氷で冷やして売られていることもある。 |
【 参考 】 「 サダオ 」 については、ここ(タイ語) などに、 詳しく記載されています。 |
【 薬効など
】 ・ 花梗や葉は、解熱効果、血液の浄化作用および健胃・整腸効果など ・ 樹皮は、下痢止めに、皮膚病の薬として ・ 根は、解熱剤として ・ 種子は、駆虫薬や殺虫剤として |
カロリー | 食物繊維 | カルシウム | リン | 鉄分 | βカロチン | ビタミンB1 | ビタミンB2 | ニコチン酸 | ビタミンC |
76 Kcal | 2.2 g | 354 mg | 26 mg | 4.6 mg | 3611 IU | 0.06 mg | 0.07 mg | 3.5 mg | 194 mg |