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北タイの野菜

パク・フアット  ผักเฮือด
学名 Ficus lacor Buch.
( クワ科 : Moraceae 


( 北タイ名 ) パク・ヒー、パク・フアット ผักฮี、ผักเฮือด
( タイ名 ) フアット、リアップ เฮือด、เลียบ
( 日本名 ) イチジクのなかま  
( 英語名 ) Fig  

 
 「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」という言い伝えがある。梅は、おもい切って剪定するほうが、花芽がよくつくことをいったものである。
 この「パク・フアット」も、強勢な木で、大胆に枝を落とした方が、翌年新芽がたくさん採れる。
 我が家の「パク・フアット」の芽出しは、遅い方で、例年2月末から3月初旬が収穫時だが、早いところでは、1月に収穫でき、はしりの頃だと、1kg、100バーツなどという高値がつくこともある。
 収穫適期は、わずかに2,3日で、若葉が開き始めたものは食用にはされない。
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 「シメコロシイチジク」(後述)という熱帯特有の「イチジク」のなかまの木で、日本で「ゴムノキ」として売られている観葉植物と近縁の植物である。

ゴム手袋を使用して取り扱わないと、乳状の樹液が手につき洗っても簡単には取れない。「カヌン(ジャック・フルーツ)」なども同じだが、「クワ科」の植物の特性で、樹液が手につくと取りにくいものである。
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 豚肉などとの炒め物(写真)などにして食べる。
 山菜としては、癖がなく「縄文食」の苦手な人にも好まれるのではないか。
 そのほか、「ヤム」料理も美味しい。

 試したことはないが、
「味噌汁」の具にも合いそうな気がする。
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 左のように、若葉が薄緑色の種類もあるようで、たまに、市場で見かけることがあります。

「パク・ヒー・カーオ(白いパク・ヒー)」と呼んでいますが、おそらく、異なる種かと思われます。
 料理方法などは、変わらないようです。
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 同じなかまの「シメコロシイチジク」です。
 「寄生植物」ではありませんが、幼木のうちは、ほかの大木に抱きつくようにしてして成長していき、一見、蔓性の植物のように見えますが、やがて、自分自身も大木になり、抱きつかれた木は、幹をしめつけらて水分や栄養分を上方へ補給することができなくなり、やがて枯れてしまいます。そのころには、「シメコロシイチジク」は、自分自身の力だけで立っている大木になっています。

 植物の「生存競争」のひとつの姿ですが、実に恐ろしい植物です。



 【 余談 】

  我が家のあたりでは、「パク・ヒー」 と呼んでいますが、かなり下品な呼び方で、ふつうは「パク・フアット」というようです。
 タイでは、同じ理由から「コーヒー」と言わないようにしないといけないようです。タイ人は、「カフェ」といってます。
 「ヒー」というのは、女性性器を意味する俗語で、「コー・ヒー」といえば、「女性のあれ、ちょうだい」の意味になるそうです。


【 薬効など】

 ・ 腹痛に効く。
 ・ 妊婦や乳飲み子の母親で、咳をしているものには食べさせない。


100グラム中の栄養価
『 野菜333種類 』( センデート社、2005年12月刊 ) より転載

カロリー 食物繊維 カルシウム リン 鉄分 ビタミンA ビタミンB1 ニコチン酸 ビタミンC
 39 Kcal  1.5 g  55 mg  84 mg  2.1 mg  6375 IU  0.01 mg  0.8 mg  1 mg