×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

   北タイの野菜

パッカナー ( คะ้น้า、ผ้กคะ้น้า )

Brassica oleracea L. var. alboglabra LH Bailey
( アブラナ科 : Cruciferaceae )

 (タイ)   カナー  ( คะ้น้า
 (日本)  カンラン、 ケール .
 (英語)  Kale         .
 (中国)  芥藍         .

 
kanaa01.jpg


kanaa02.jpg
 「キャベツ」や「ブロッコリー」に非常に近い種類の野菜で、地中海東岸地方から中東を経て中国大陸に入ったものらしい。
 中国では「芥藍(カイラン)」とよばれているもので、華僑移民がもちこんだものようである。
 今では、タイ国内でもっとも普及している「葉もの野菜」で、北から南まで、全国津々浦々で栽培されていて、タイ料理には欠かせない野菜のひとつである。

 「播種」から1ヶ月半ほどで収穫でき、
「トウ立ち」の早い野菜で、主として肥大した茎の部分を、各種料理に使用する。



 「パッカナー」は、北からやって来た野菜で、一番美味しい季節は、11月から2月ころのようである。  (ついでながら、この時期、タイの「ブロッコリー」も大変美味しい季節である)

 料理方法としては、なんといっても、「クイティオウ・ラートナー(きしめんのタイ風焼きそば)」にはなくてはならない野菜である。
そのほか、「チャーハン」や、各種の「炒め物」には、必ずといっていいほど「パッカナー」が入っている。
 また、「ミヤン・パトゥー」や「ムー・マナーウ」などといったサラダ風のタイ料理の「つけあわせ」として、茎の部分が生食もされる。
 「ブロッコリー」と同じように、茎をさっと茹でて、マヨネーズをつけて食べるのも美味かもしれない。(まだ試してはいない。)

 そんな大衆野菜ではあるが、個人的には、あまり好きな野菜ではない。
本当のところは、「パッカナー」には罪はないのだが、タイの「チャーハン」というのは、これが入っているためもあってか、「ベチャベチャ」チャーハンで、折角の「インディカ米」が泣いている。
 電気釜の普及も、タイのチャーハンをまずくしている要因かもしれないが、「パサパサ系」の「タイ米」で作った「中華風炒飯」や「ドライ・カレー」は絶品であるだけに、もったいないことである。



( 蛇足 )
 「キャベツ類」の野菜は、「イモ虫」や「カタツムリ」などの食害を、非常に受けやすい作物である。
 都会の消費者には、見栄えのいい野菜に人気があるのは、タイも同じで、多くの農薬が使われるようになった。中には、残留期間の長い薬品もあるようで、調理前に水洗いする程度では、危ないものもあるようである。
 産地の田舎では、虫食い跡のあるものの方が、むしろ喜ばれる。「虫が食べるんだから、大丈夫!」ということらしい。
 「キャベツ」など、葉もの野菜は、虫の糞や食い跡のあるものを選ぶのが、長生きの秘訣かもしれない。



  【 栄養素等 】
 ・ 「ビタミンC」、「ベータ・カロチン」、「カルシュウム」 を豊富に含んでいる。
   しかも、体内で吸収されやすい状態のものである。
 ・ 「目の健康」、「皮膚の健康」、「骨の健康」などのほか、
   「感染症」に対する抵抗力を増強する効果がある。
 ・ また、「食物繊維」にもめぐまれている健康野菜である。


100グラム中の栄養価
『 野菜333種類 』( センデート社、2005年12月刊 ) より転載

カロリー 蛋白質 炭水化物 食物繊維 カルシウム リン ミネラル Bカロチン ビタミンA ビタミンC
 31 Kcal  2.7 g  3.8 g  1.6 g  245 mg  80 mg  1.2 mg  2512 μg  419 IU  147 mg