北タイの野菜

ドーク・ケー  ดอกแค

学名 Sesbania grandiflora  ( L. ) Pers.
( マメ科 : Leguminosa / Fabaceae 


( 北タイ名 ) ドーク・ケー ดอกแค
( タイ名 ) ケー・バーン แคบ้าน
( 日本名 ) シロゴチョウ( 白胡蝶 )  
( 英語名 ) Sesbania Flower  

 
dokkae01.jpg 「ケー」の木は、高さ10mほどになる中木ですが、幼木でも開花します。

 若芽、若葉、花を食用にするのですが、若芽、若葉は、雨期に利用することが多く、花は、雨期末から寒期に開花するので、そのころ食用にします。

 白花のものを「ドーク・ケー・カーオ」、赤い色のものを「ドーク・ケー・デーン」と呼びますが、白花のものが多くでまわっているようです。

 味に違いはなく、学名上も、同じもののようです。
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 若芽や若葉は、茹でて、「ナムプリック」で食べます。

 また、花は、「ケーン・ソム」の具として使われます。



写真説明

 花は、一輪だけしか見られませんが、花が終わってしまってから、撮影したもので・・・。

( 来年、差し替える予定にしてます。 )

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 こちらは、今年植えた幼木ですが、実がなり始めています。

長さ、30cmあまりの細長い、莢ができ、マメを蒔いて、実生でふやします。


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  【 薬効 】
 ・ 若芽や若葉は、腹痛による熱をとる効果がある。
 ・ 花は、「カイ・フア・ロム(寒期にかかる熱病)」 に効果
 ・ 樹皮には、「タンニン」が多く、下痢止めの煎じ薬として使われる。


100グラム中の栄養価

カロリー 食物繊維 カルシウム リン 鉄分 Bカロチン ビタミンB1 ビタミンB2 ニコチン酸 ビタミンC
 87 Kcal  7.8 g  395 mg  40 mg  4.1 mg  8654 μg  10.28 mg  0.33 mg  2.0 mg  19 mg