フォト・トピックス


連合運動会


 
  今年も恒例の町内小学校対抗運動会が、始まりました。
 開会式だけですが、子供たちを送って行ったついでに、見てきましたので、その模様を
「フォト・トピックス」でご紹介することにいたしました。
  今年の会場、「サンタート村」の小学校は、メカム町の東の端にあり、我が家からは、
20kmほど離れていて、とても遠いところで、「サンタート村」がどのあたりにあるのか
さえ知らない人も大勢いたくらいです。
  ほとんどが半農半漁の農家だけで、作物としては、米が大きな比重を占め、その他、イグサ、タバコ、最近では「ソムオー(ザボンの一種)なども作っている ようです。乾期には(今頃のことですが)、近隣の川や沼で雑魚をとり、収入にしているようです。ただ、稲作中心の平地の村の例にもれず、経済状態はあまり よくなさそうで、海外出稼ぎの多いところのように思われます。
  ところで、運動会ですが、このあたりの運動会は、とても盛大で、以前、日記か何かで紹介しましたが、さながら、「田舎のオリンピック」と言った印象を受 けました。国旗、大会旗の掲揚、聖火ランナーが聖火に点火、一大入場パレードなどなど。国旗の掲揚の際、国歌が聞かれなかったのも、興味を持ちました。大 して意味はないのだろうと思いますが、要するに「国」というのは、この際、埒外(らちがい)にあるものなのでしょう。県からは、来賓として「文部省」の出 先の役人も来ていましたし、この運動会のための補助金も10万バーツほど出しているらしいのですが・・・。




        「写真」は、クリックすれば大きいサイズで見られます。

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サンタート小学校」の脇にあった、隣村(メサイ郡)の看板標識。
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開場前の応援スタンド。
それぞれの小学校の教育委員が競い合って設営。
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開場前の、貴賓席。
この日のための、にわか作りの建物。
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ノンカンとプッキーは、入場パレードに参加しないので、開場まで近くで待機。
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やってきました、パレードの先頭が。先導する車は、町のボランチアの車。開場まであと、100mほどです。
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まずやってきたのが、生徒数の一番多い「メカム小学校。我が家の4人はこの学校に通っています(越境入学かな)。
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列の先頭の看板もちと鼓笛隊は、中学生の友情出演。 小太鼓は「ケイ」です。練習不足で、顔がこわばっています。
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まちがっちゃったかな!
まあ、いいや。
気がついてない人もいるかもしれないし。
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このあたりから、主役の小学生。僕たちの、運動会だけれど、オトウサンや、お母さんも参加するんだ。
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真ん中の一番奥が「キック」。先生にお化粧してもらったり、髪の毛を逆立てて、緑色のスプレーを掛けてもらいました。
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何のことだか、よくわからないけど、先生が書いてくれた横断幕をもって歩いています。読んでくれる人、いるのか知らん。
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2番目は、来年の会場、わが村の「ノンギェン小」。 今年の衣装は、スクールカラーに良く似合っている。
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「ノンギェン」には、中学校がないので、鼓笛隊も小学生だけ。
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大太鼓は、近所の親戚のせがれ。6年生、悪戯盛り。
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3番目は、隣村「メカムソップーン小学校」。
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ここの鼓笛隊も小学生だけ。

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4番目は、「ロンコー・モンカム小学校」。ここには、中学部もあるけど、メカム中学に通っている人も多い。先導のプラカードもちは、高校生か大人の応援かも。
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伝統のランナータイの衣装で着飾って・・・。



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「サンナー村」の小学校が、定員割れ(生徒総数、ミニマム100名)で廃校になり、「ロンコー小学校に吸収された。

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鼓笛隊は小中合同。




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小学生扮する「こびと」が二人。




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「エイズ予防」、「麻薬撲滅」の横断幕。
こちらも先生作?


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”新時代の若者は、力を合わせて、がんばります”だそうです。大人たちは、何事につけ自分勝手で、協力し合わないことを知っているんでしょうか。
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5番目に登場は、「パパオ・パサンノイ小学校」こ こも、「パサンノイ小」が廃校になった学校。わが村の北 に隣接する村。

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しんがりは、主催小学校、「サンタート小学校」。
こちらも、プラカードは、大人の助っ人。

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会場内を行進中の「メプーン村小学校」。貴賓席と応援席に敬礼。なかなかさまになっていて、魅力的。

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「ロンコー・サンナー」のプラカード。やっぱり、中学生よりふけている。


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小学生でも、こんなにふくよかなおなかをした子供が多くなった。 時々、肥満体も見かけるように。 経済成長のお蔭で、大きな様変わりのひとつ。
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「サンタート小」だけが、鼓笛隊がありません。
生徒数も廃校ぎりぎりで、来年も存続するかどうか微妙なところ。
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ほかの学校と違い、全員行進で、これだけしかいません。



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ランナータイ時代からの伝統の戦意を鼓舞する「ムカデ旗」が、会場の一角ではためいています。中国の「三国志」のころからある古い「幟旗」らしいです。
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小学生たちが、会場内を行進する頃になると、応援スタンドも、満席になり、スタンドに座れない人たちは、持込のござに座って観戦。
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各村々からは、老若男女が出かけてきます。今日から、最終日の19日までは、村の中が空っぽになるところもあるほど。
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入場行進した子供たちが貴賓席前に整列。


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貴賓席の対面には、聖火台と大会看板が。今年のスローガンは、”負けを知り、勝ちを知り、赦しあうことを知ろう”です。
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入場行進も終って、ほっと一息の「キック」。


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ケイと鼓笛隊の仲間たち。



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左に同じ。



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貴賓席。
この日のために、特別に建てられたものらしいです。

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国旗、大会旗、各学校の旗の掲揚。校章、校歌などはありません。国旗掲揚の際も、国歌が流れることはありません。
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聖火ランナーの入場。
さすが「田舎のオリンピック」。






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聖火の点火。
なぜか、金魚。金魚の尻尾にぶら下がっている導火線に点火すると、金魚が火を噴いて、ガスの聖火が燃え始める。なかなか凝っています。


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同じ頃近くで、熱気球が膨らませられ、空に舞い上 がります。発泡スチロール製のグライダーは、上空200mくらいまであがったところで、気球から切り離され、赤、青、黄色の煙を吐きながら、滑空します。打ち上げ花火が、聞こえてきます。
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開会式後の最初の演技が、ご婦人たちの「エアロビックス」。先生だけが、壇上で大奮闘。
お百姓さんのおばさんたちガ相手では、先生もたいへんでしょうね。


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メカム小学校の応援スタンド。
低学年の子供だけで満席。
先生がチアリーダー役を買って出て、統制された応援ぶり。


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2番目のアトラクションは、メカム中学の女子全員による「エアロビックス」。こちらは、1ヶ月近く前から、毎日練習しただけあって、かなりさまになっており、立派なマスゲームぶりでした。
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左に同じく。





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真ん中の黄色の衣装は我が家の「ノンカン」。黒のパンツを探すのに大苦労しました。このあたりの、衣料品店など、メカム村の女の子たちが、みんな買い求め、どこも品切れ。

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