サントール (カトーン) について



在来種

サントール (センダン科)
Sandoricum nervosum Blume
 

(タイ)  カトーン、クラトーン
(日本)  不詳
(英) Santol、 Ketjape(ジャワ名)


 マレー半島の原産。原種に近いものから、果実の大きな品種選抜されたものまで、さまざま。
 高さ45mにも達する大高木で、雨期が終るころから、
真っ赤に紅葉し、葉を落とす落葉樹である。

 果実は、直径が5cm前後のものから、20cm近いものまであり、市場に出ているものは大形のものが多い。
 表皮をのぞいた果皮を食するが、大きめの種子のまわりの部分は、芳香に富んでおり、多汁で甘く捨てがたいものである。

 材は、比較的硬く、荷車や舟に使われたらしい。
      参考「東南アジアの果樹」(農林統計協会刊)
 日本では、まったく見られない「くだもの」のひとつです。

 ほとんど黄色や褐色が多い「紅葉」のなかで、「サントール」の深紅の紅葉は、「もみじ」を思い出させる珍しいものです。

やや大きめの種子のまわりの果肉は、適度に酸味と甘味があって、フルーティな「くだもの」ですが、果肉の部分は、わずかばかりで、普通は、果皮を食用にします。

 表皮と種子・果肉を除いて、きれいに切り分けられたもの(下の写真)が、市場で売られていますが、酸味を緩和するためか、塩水につけて「熟成」されたものも売られています。 酷暑の土地柄か、酸味食物が好まれ、よく売れているようです。
 「サントール」のジャムは、大変美味しいものだそうですが、まだ試しておりません。




市場で売られている「カトーン」