サラカヤシ (サラ)
について
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サラカヤシ (ヤシ科) Zalacca edulis BLUME (タイ) サラ (日) サラツカ、アマミザラツカ (英) Salak 純熱帯東南アジア、ジャワ島あたりの低湿地帯の原産。 主幹をもたない低木ヤシの一種。樹高5m前後。 形態、果実などからみて、「ラタン(籐)」の近縁種? 赤褐色で微毛棘を有する、下の写真のような果実は、果肉は白色、半透明。独特の匂いが鼻につくが、酸味の強い爽快な甘さのある果物である。 おおむかし、戦前のことだが、東京の果物店で販売されていたことがあるらしい。現在また輸入されるようになったかどうかは、さだかではない。 参考「東南アジアの果樹」(農林統計協会刊) |
はじめて市場でお目にかかったときは、 いったい何者?といった感じで、あっけにとられ、この形から、下世話なものを想像してしまい、しばし赤面したものでした。 北タイでも、しばしば売られるようになったのは最近のことのようです。そんなわけで、食べたことのある人は、あまりいないようです。 これが「ヤシ」の木の一種の果実だと知ったのは、最近のことです。 日本では、観賞用くらいしか利用されていないヤシの仲間にも、ずいぶん種類が多いようで、「トン・ターン(砂糖ヤシ)」といって「砂糖」のとれるもの。タイ語では、砂糖のことを「ナム・ターン(ターンの水)」といいます。「トン・ターン」の葉は、かつては、紙の代わりに利用されていました。「ナツメヤシ(デーツ)」のとれるヤシ。「ラターン」の木。屋根葺き材の「ニッパヤシ」。「ラターン」や普通のヤシの木の新芽の部分は、野菜代わりにも利用されています。 成長したヤシの木の幹は、建築材用としても有用です。まだまだ、いろんな利用方法があるのでしょう。熱帯地方ではなくてはならない木なのだと思われます。 |
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