リュウガン (ラムヤイ)
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リュウガン
(ムクロジ科) Euphoria longana Lam. (タイ)ラムヤイ (中国)龍眼 (英)Longan or Dragon's eye 「リンチー」の近縁の果物。原産地は、アジア南部の熱帯らしい。亜熱帯気候にもよく適応し、中国南部(福建、広東)、台湾でも、大栽培されている。 樹高10mほどで、果実は、10個あまりが集合着生する。果皮はベージュ色。果肉は半透明のゼリー状で甘く、やや特有の香りがあるものの、酸味はない。「シーチョンプー」という品種が、上等のものとされる。 何といっても、「ラムヤイ」の特徴は、「乾果(干龍眼)」として出荷されることである。長期保存が可能で、からだを温める効果があり、「漢方薬」に仲間入りをするくらいである。「ランプーン県」の特産物として有名。 参考「東南アジアの果樹」(農林統計協会刊) |
このあたりでは、「ラムヤイ」は、7月中旬頃から、食べられるようになる。「リンチー」より2ヶ月ほどあとである。 わずかに「薬臭さ」のする果物だが、食べなれると、この香りが癖になる。「リンチー」と比べると、やや小粒で、可食部も少ない。 「ラムヤイ」の木は、非常にもろくて折れやすく、大人が木に登るのは危険である。春の嵐に遭うと、直径30cmほどの古木が、根元から折れて倒れることもある。「大枝支え」が不可欠である。 乾果の「ラムヤイ」は、「ブドウ糖」の含有量が多く、「アデニン」、「コリン」なども含まれる「健康食品」らしい。生果の「薬臭さ」も、和らいで、甘く美味しい食べ物である。 最近、「ラムヤイ」は過剰生産気味で、乾果に加工して、中国、東南アジア方面に大量に輸出されている。 |
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