パパイヤ (マラコー)

パパイヤ

もう、食べられる?

パパイヤ (チチウリノキ科)
Carica papaya Linn.  

(タイ) マラコー (北) クイテート
(中国)蕃木瓜、蕃瓜樹


 熱帯アメリカ原産で、アユタヤの時代にタイへ入ってきたらしい。北タイでは、「クイテート(外来の果実)」と呼んでいます。
 繁殖力が極めて旺盛で、雌雄異株だが、3年もすれば大きな実がたくさんなる。チェンライあたりでは、「栽培農家」はない。捨てた種から、いくらでも生えてくるので、庭の隅でも、自然に大きくなり、収穫できる。
 幹は中空で、かなり太い木でも、なたで一刀両断できる。なんとなく、姿かたちが、「石炭紀」時代の想像 図に出てくる木のようで、原始的な植物なのかもしれない。あるいは、多年草に属する草の仲間かも。幹など傷つけると、白い樹液が出てくる。老木になると枝が出て、時に「大蛇」のように見えることがあり、「しめ縄」が飾られたりすることがある。

 「マンゴ、パパイヤ」などといって、熱帯を象徴する「くだもの」のようである。

 右の写真のように熟したものは、「くだもの」として食べる。酸味は全くなく、甘さもそれほどではないので「マナウ(タイ・すだち)」の絞り汁をかけて、食べることもある。

 「蛋白質消化酵素(パパイン)」が含まれているので、肉類の消化を助けるのだそうだ。食後のデザートの定番である。また、ステーキ肉に果肉をまぶしておくと、肉が柔らかくなるらしい。便秘薬代わりににも。
 体調の悪いときには、食べない方がいい「くだもの」だそうである。

 タイでは、「くだもの」としての利用よりも、未熟な果実を、千切りにして、「ソムタム」にすることが多い。唐辛子をいっぱい入れたタイの「田舎風サラダ」で、おかずにするだけでなく、食後や間食に食べる。とにかく辛い。日本で作る場合、「にんじん」を代用にするらしいので、味は、想像できるのでは。

パパイヤの実

パパイヤ