マッファイ



鈴なりのマッファイの果実

マッファイ (トウダイグサ科)
Baccaurea motleyana Muell.
 

(タイ)マッファイ、マッファイ・ファラン
(英)Rambai or Rambei of Malaya


 原産地は、インドシナ諸島、マレー半島あたりらしい。野生種から、選抜されたものが広まったらしい。
 タイでは、広く家庭の庭などに植えられていて、栽培は至極容易。度を越した剪定などで樹勢が弱ると、ある種の毛虫の被害に遭い、まれに枯れることもあるが、通常は、施肥や殺虫剤の散布などは不要で、粗放でよく結実する。
 果実は、幹から直接下垂する長さ50cmほどの紐状の花序につく。熱帯果実に時々見られる光景だが、なんとなく異様である。果皮が黄色のものと紫色のものがある。
  参考「東南アジアの果樹」(農林統計協会刊)
 北タイのくだものの季節、5月が旬である。
外見も「ブドウ」にちょっと似ているが、甘酸っぱい味もブドウ似で、日本人好みの味である。

 ちょっと硬い果皮を爪で割って、皮をむくと、中に3個の食用部分が出てくる。(右の写真参照)
 ブドウと同じように、種ごと飲み込んで食べる。
 育てやすく、簡単に手に入るため、「カート(市場)」ではたまにしか、売られていない。都会では、販売されているものかもしれないが、観光客などには、案外、口にしにくい「くだもの」かもしれない。
 未熟のものは、かなり酸っぱい。また、未熟の果皮は、青酸様の渋みがある。

 樹皮は煎じて、目薬にしたり、染料の定着剤として使われるらしい。



食べごろのマッファイ

紫色のマッファイ