ロンコン (ランサート)



実がつくのは、まだ、だいぶ先

ロンコン (センダン科)
Lancium domesticum Jacq. var. typica Baker.
 
(タイ) ロンコン、近縁種にランサート
(東南アジア) ズク(Duke)
(英) Longkon (Langsat)


 ロンコンは、ランサート(ランサ)の変種で、東南アジア特有のくだものである。わずかに、酸味のある甘い上品な味で、果皮や種子にランサートのような苦味のある乳様液がないため、食べやすい。
 果実は、球形で直径5cm前後。ぶどうのように房状に着生する。可食部分は、外側の果皮と種子との間にある、仮種皮と呼ばれる半透明のゼリー状の部分である。
樹高、10m弱の直立性小高木。
      参考「東南アジアの果樹」(農林統計協会刊)
 タイでは「ランサート」の方が、「ロンコン」より、やや早めに市場に出回るようである。
 見分けるのは、かなり難しい。出回り始めの頃の値段は、「ロンコン」の方が、「ランサート」の2倍以上する。
かつては、3,4倍したものであるが、最近は栽培面積も増えたようで、価格差も小さくなった。それとともに、「ランサート」を市場で見かけることもすくなくなってきた。
たまに、「ロンコン」の中に「ランサート」を混入して売る「ふとどき者」もいるので、試食してから購入するのが一番確かである。
 甘酸の調和した、日本人好みの味のくだもので、推奨ものである。指でつまんで押すようにすると、果皮が割れるので、可食部分を出して食べる。種子は咬むと苦いので要注意。
 最近、我が家でも、苗を購入して庭に植えた。食べられるようになるまでに、数年を要するらしいが、楽しみである。



市場のロンコン