カニステル (クダモノタマゴ)
(注) この珍しいクダモノ、素性がわからず、「アヴォカド」の一種であろうと誤解して掲載していたのだが、香港在住の方から、「アヴォカド」のなかまではなく、「カニステル」というクダモノではないかという、ご指摘をいただき、あれこれ調べてみた結果、書き換え・訂正することにした。 (2009-03-16) 「カニステル」は、その樹脂からチューインガムのチクルを作る、タイでは、「ラムット」と呼ばれている「サポジラ」と同じ「アカテツ科」のクダモノである。 【参考】 以下のようなご指摘をいただきました。 原文のまま掲載いたしましたが、「香港clearwater」様、どうも有り難うございました。 香港clearwater (2009/03/01 1:39 PM) 初めてメールします。 今香港に住んでいます。最近めずらしい果物にであい(ここ香港では鴎蛋果という名前です。)、購入してサイトで調べていて、行き当たりました。 「タイの果物」の写真に出てくるアボガドですが調べたところあれはアボカドではなくエッグフルーツと呼ばれるものではないでしょうか。 英語のサイトから判明した『pouteria』だと思います。googleでも、 yahoo http://shitteruhawaii.web.fc2.com/eggfruit.htmでも出てきます。追熟させてから食べますが、味はまさしくカスタードで、アイスクリームやケーキ等のカスタードがわりに使われているようです。ヨーグルトに入れたりそのまま食べたりしています。 熟してくると自然とはじけてきますが、だんだんぱさぱさな「堅た茹で卵の黄身」のような食感です。でもあまくてとっても美味しいです。 情報まで 以上@香港 |
|
カニステル (アカテツ科) Lucuma nervosa A. DC. (旧学名) Pouteria campechiana (和名) クダモノタマゴ |
過日、知人から、上の写真のような珍しい「くだもの」をちょうだいした。ちょっと見、「マンゴー」の一種によく似ているが、食味などから、「アヴォカド」の一種であろうと、勝手に決め付けていた。 知人の知り合いのタイ人が、ずっと以前に、中国人からもらった「珍しい」果物の種を蒔いておいたところ、実生で大きな木になったものだそうだ。「果物王国」のタイでも、珍しいもので、果物屋の店頭で見かけることはなかったが、最近近在の市場でも様々な変種を含めて、見られるようになった。これから普及する「くだもの」なのだろうと思われる。 ![]() 滅多に見られないはずの「くだもの」が、「卵桃(トー・カイ)」という名前で、チェンライの市場で売られていた(2006年9月)。県内、「パーン郡」からのものだそうだ。1kg、30バーツ。果物としては、普通の値段である。 後熟させたものらしいが、うす皮をむくと、簡単にふたつに割れ、種子が露出する。 果肉は、赤みがかったクリーム色で、ほのかに「十勝メロン」の香りのする、甘いホクホクした「焼き芋」といった感じ。 知人は「栗のよう」と言っていた。なかなかおいしいが、「くだもの」というものは、水分の多いものという「偏見」もあってか、なんとなく異様な感じがしてならなかったが、味や風味は異なるとはいえ、口にした感じは、「バナナ」を少し粉っぽくした食感の「くだもの」である。 タイ人の真似ということでもないが、種子を蒔いておいた。1個だけ入っている、「ドリアン」のような大きな種子は、発芽率が良く、ほとんど発芽した。 下の写真は、もうじき3年になる幼木だが、あと数年もすれば、我が家の庭で「カニステル」の実が見られるかもしれない。楽しみである。 2014年、遅まきながら2〜3個の実をつけたが、食べられるところまでは行かなかった。2015年6月、今度は、10個以上の実がつき、収穫してあと熟させたものを食べることが出来た。 思いのほか甘く、香りも強く、堂々と、「くだもの」の仲間入りが出来るような果実になった。 ( 2015/06/14 追記 ) ![]() |
左が「カニステル」、右が「サポジラ(ラムート)」です。ともに、後熟させたものです。 見かけ以上に食味は異なり、同じ科の植物とは思われないものです。 ![]() |